社会起業と広がる「ゼロ円ビジネス」ー後で払うのか、他の人が払うのかー

今日テレビ東京で「ゼロ円ビジネス」をテーマを取り上げていた。
このテーマを掘り下げる事で、今後の世の中の変革への思考領域を一気に広げる事ができると思う。

「ゼロ円ケータイ」だけでなく「ゼロ円プリンタ」の登場がありうるという。
通信機器のサービス契約が条件として、プリンタをゼロ円にする、という構造だ。

PC本体にしても「ゼロ円」というのは十分ありうる。今現実にあるのかもしれない。様は、「ソフト」面で(通信分野で)後でお金を回収できるのであれば、「ハード」面(通信機器)コストは限りなくゼロ円に近付けるという、シンプルな経済構造ということか。

「ゼロ円ビジネス」を集中的に研究する事は、社会起業を考える上でも、必須のテーマだろう。いや、宝の山かもしれない。オルタナティブなお金、「タダ」という架空のお金の流れと、「現実」のハードの交換、事後的なサービス料金の徴収、あらゆる個人の中に存在する「時間」という資産を、「時間通貨」として交換可能な「通貨」とみなす事、「自由な時間」を持つ個人と、そうでない個人(「不自由な時間」を持つ個人」との「自由通貨」について考える事、自由時間を持つ「自由通貨」の大金持ちたる「こども」、「リタイア世代」と、自由時間の少ない「自由通貨」の貧者たる「就労世代」との間の現実通過の交換可能性と眠る市場性。この具現化のためには、現在存在するタダのサービスを世界から列挙し、行政サービス(税金によるサービス)も列挙し、税金の使い方、徴収の方法、課税方法、非課税・控除方法も列挙し、思考領域を一気に広げて新しいゼロ円サービスのシステムを再構築する事が必要だろう。しかし、これは十分可能だろう。

「ゼロ円ビジネス」の無限の市場性=数学における「ゼロの発見」
(「インドで数としての 0 の概念が確立された。ブラーマグプタは、628年に著した『ブラーマ・スプタ・シッダーンタ』において、0 と他の整数との加減乗除を論じ、0 / 0 を 0 と定義した以外はすべて現代と同じ定義をしている。そしてこれが世界に広まっていった。」wkipediaより)くらい衝撃がありうる。
「ゼロ円ビジネス」(=誰でも利用可=貧富の格差の超越=世界的・普遍的に市場化の可能性あり)と、「時間」、「自由時間」の貧富の格差の再配分の中に、大きな宝の山、みつけたり、か。人的資本の活用方法、個人の時間の使い方、その組織化、ネットワーク化の間に、世界で大きな波が起こるのが見える。。。