NHK 沸騰都市のそれから

先日NHKで放送された「沸騰都市のそれから」を観た。
今後の世界経済・自分の将来の生きかたを考えるうえで、非常に大きなヒントを得た。

「都市」の再定義:欲望・矛盾・希望。混沌としたエネルギーが煮えたぎる沸騰都市が、世界各地に出現し21世紀を変えていく。

今、世界の経済は燃えている。世界の金融危機の炎と、新興国の開発エネルギーの熱気である。
世界経済とは、人々の血流そのものであると実感した。

名言に出会った。
アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ ナキール社 マルワン・アルカムシ氏:今後は、「投機を誘うものではなく、『永く価値の続くもの』だけに絞って開発を進めていく」金融・物流・観光の面で経済の基盤を築いていく。」

イスタンブール イスラムファッション会社の社長 ムスタファ・カラドゥマン社長から得たヒント:
①イランに新たなファッション市場を発見。イラン市場は核兵器の開発・所持疑惑で長年経済封鎖されていた。逆にこれが世界経済の悪影響の被害を受けずにすんだ。7000万人の人口は大きな消費市場となる。
資本主義のマネーゲームとは無縁。世界15億人のイスラム教徒が市場のターゲット。

②利子を課さない「イスラム金融」。「返済は配当で、業績に応じて返済すればよい。業績が上がらない場合は、配当も低くてよい。」
イスラム金融の詳細 wikipedia:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E9%87%91%E8%9E%8D

ロシアードバイの新たな経済関係。ドバイはじめ中東のオイルマネーをロシアへ呼び寄せる。

シンガポールとドバイの移民労働力のハブ都市同士の連携。

ドバイとアフリカとの新たな関係。鉱物資源への投資で財を成したアフリカの富豪が、急落したドバイの不動産への投資へ関心を示している。

ダッカの人材派遣会社:北アフリカ リビアでの油田開発ラッシュへ新たな活路を見出した。


学校建設の資金をためるためシンガポールへ出稼ぎに行っていたバングラデシュの教師のデロワール・ホセンさん:帰国後英語の補習の講師の仕事を見つけた。
「子供たち一人ひとりがこの国の財産なのです。この子たちは絶対に海外に行きます。勉強して技術を身に付けて、きっと誇り高く活躍します」