世界一周旅行紀

数年前、北米大陸ユーラシア大陸を横断した後の世界観の変化についてのメモを、久しぶりに発見。書いておきます。

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旅は、僕らを自由なimagineの世界へと導いてくれる。そして、僕らが風のような自由な存在である事に気づかせてくれる。青空も、真冬の中に輝く太陽の光も、朝の肌身に染みる寒さも、冷たい雨の中の人混みの景色も、どこか旅の中で見た景色だと気付けるようになる。

旅は、僕の人生の大学だった。そして、世界を旅して、世界に知り合いができ、世界に既視感を感じる。そして、今、僕はとてつもなく「自由」だと感じる。大げさな表現だが、あえてわかりやすく言うと、世界に自分の分身がみえる。

全ての時が、旅の中の新鮮な景色に見えてくる。つまり、旅は、あらゆるささいな時の断片も、大切なときの思い出だと気付かせてくれる力を僕らに与えてくれる。「ささいな時の大切さに気付ける力」、これは、素晴らしい人生を生きる大いなるヒントになるのではないか。僕は、そう思っている。

みな、朝から夜まで働きに働いて、それでも自分らしく生きることなんて忘れてしまうような厳しい時代。だからこそ、僕は、「ときの流れをゆっくり感じられる力ー時の流れをスローモーション化できる力」が大事だと感じている。
これは、人の心の変化、ささいな物の変化をにも気付けるヒントになるだろう、と思う。